審美治療
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当院でのセラミック治療について
今回は当院でのセラミック治療について紹介させていただきます。メディア、患者様伝いにでも歯科でのセラミック治療に関してお聞きになられたこともあるのではないでしょうか。いいの?悪いの?高いの?割れないの?など、疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。
まず、良いか悪いかですが、費用面、かける時間がデメリットになりますが、再発率、歯の削る量など総合的にざっくりと考えると良いものと考えています。体とのなじみもよく、金属だとアレルギーの心配もあります。また、表面に汚れも付きづらいです。陶器と同じで焼き物ですので表面がつるっとしています。
非常に滑沢なセラミック表面
また、金属と異なり歯と化学的にくっつきます。金属は歯とくっつかないため、ある程度被せ物に高さがないと引っかかるところが少なくとれてしまいます。もし、口腔内に銀歯が入っている方がいらっしゃれば鏡で見ていただくと、歯茎の際まで歯が削られていて金属が歯茎の際まで来ていることが見えるかと思います。被せの高さを作っておかないと取れてしまうからです。
銀歯は歯茎の際まで被っている。
歯とくっつく材料の場合は違います。くっつくので表面にくっつくことができるので、削る量が最小限で済みます。
セラミック治療の場合は歯を削る量が最小限で済む。
患者様にとっては歯の削る量も非常に気になるところかと思います。
また上記の写真でもありますように必ずラバーダムと呼ばれるゴムのシートをかけて行います。歯とくっつく材料を扱う際は唾液、血液、息の中の水蒸気など水気が歯の表面に存在しているとくっつきが悪くなってしまいます。
その際に非常に効果的を発揮するのがラバーダムです。使用しない日はありません。
一例を紹介させていただきます。歯が欠けたといらっしゃいました。50代の男性の方でした。
お仕事が忙しく歯科受診できていなかったとのことでした。
奥歯の銀歯の下がむし歯になりかけてしまっています。
麻酔をしてむし歯を除去していきます。欠けているくらいの症状として来院して頂いている場合はむし歯は大きくなっていることが多いです。
奥歯の奥側に大きなむし歯があります。手前側にもむし歯がありました。
むし歯を取り切ってしまい、セラミックの形を整え、型取りを行います。
セラミックで被せをして終了となります。
セラミック治療時にはラバーダムを使用
見ていただきたいのが自分の歯の根っこの方が残った状態で、セラミックをつけていけます。銀歯にしようとすると、ここの残った歯を削ってしまう必要があります。
セラミックの接着
歯とセラミックのつなぎ目も非常にきれいで段差も見られません。その点もセラミック修復のメリットです。セラミック表面もつるっとしています。
審美的に終われます。
セラミックもきちんとした環境で歯と接着させることで強度が上がりますので、割れることもないかと思って使用しております。製法上、焼き物ですので焼く際に小さなヒビが入ってしまうこともありますが、そのようなトラブルであれば早期に割れてくるなど確認させていただき、保証内でやり替えさせていただきます。
非常にメリットの多い診療ですし、最近そのメリットも他の媒体から患者様にも伝わっており、希望して頂き治療させていただく機会も増えています。
ぜひ気になればお気軽にお問い合わせください。