口腔外科
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外傷 口腔外科診療について
今回は口腔外科診療について、外傷についての案内をさせていただきます。
院長の私は2年間紀南病院の口腔外科に所属し、救急、外傷、親知らずの抜歯、歯根端切除、良性腫瘍、悪性腫瘍の手術、抗がん剤、放射線治療などありがたいことに非常に多岐にわたる口腔外科領域の診療に携わらせていただきました。
当時学会でも乳癌の口腔内への転移症例や、舌癌の治療に関する発表を幕張メッセ、新潟でさせていただいたこともあります。
救急の当番の時に夜の10時ごろから夜中の1時ごろまでかかり唇を一人で縫合をしたのは今では良い経験でした。(患者様にとっては良くはないですが。)一般的な歯科医師が生涯で経験のない事だと思います。
当時から縫合に関しては得意であり、よりきれいな治癒を目指し形成外科の教科書を読んだり、髪の毛より細い糸を形成外科から頂き縫合したりしていました。
さすがに今は開業医で勤務していることもあり縫合に何時間もかかるような大きな傷は紹介するようにさせていただいております。脳の異常や、口腔外の骨折や異常に関してCTやMRIの設備がないため診断できないためです。
現在でも比較的軽度な傷や、歯の脱臼(歯が抜ける)、歯の破折(歯が折れる)などは診察、処置をさせていただいており、開院後も対応させていただきます。
過去の一例を提示させていただきます。
高校生の方で、部活動中に御友人と接触してしまい上口唇に裂傷を負ってしましました。できるだけ治癒後の傷が目立たないよう髪の毛程の細い糸で縫合させていただきました。
外傷に対する縫合処置
開院後は予約優先制での診療を考えております。必要な処置を妥協無くさせていただくためです。時間の関係で妥協する事はできないためそのように考えております。
しかし、事故による受傷は予定してのことではないと思いますのでそのような事があれば一度連絡いただきたく思います。あらかじめこちらでも必要な処置の準備や検査の準備もさせていただき、可能な限りスムーズに診せていただけるよう努めるためです。
また、他の予約で来ていただいている患者様にも影響が出ないようにするためにもご協力いただければと思います。