今回紹介させていただく方は50代の男性の方で、銀歯が見た目に気になっていて、物も詰まりやすいとのことがきっかけで受診して頂きました。

『物が詰まりやすい。』は要注意です。

通常の歯の形であれば歯と歯の間には物は詰まるかもしれないですが、ここだけいつも大きいものが詰まっているなんかは特に要注意です。

『物が詰まる。』=構造がむし歯で壊されていて歯と歯の間が大きく空いているので大きい『物が詰まる。』

可能性が高く、また。

詰め物、被せ物をしている歯であればきちんと歯とあっていないため隙間が空いており物がつまりむし歯、歯周病になりやすい状態になっているからです。

今回もむし歯が再発しており銀歯の下で虫歯が広がっていました。

そして、よく見ると歯に多数の亀裂が入っています。この亀裂に沿ってむし歯菌が侵入しむし歯が広がることも多くあります。

単純に硬いものが柔らかいものに打ち込まれると割れてきます。同じことが歯と金属の間でおこっています。

その点セラミックは歯と同じような硬さでなおかつ、歯とくっついてくれるため歯に食い込み歯が割れてくるということは非常に少なくなります。

また、見た目もきれいです。デメリットは保険適応外という点です。

また、歯とくっついてくれるため削る量も少なくて済み、被せ物の様に歯の根元まで削ることが最近とても少なくなりました。