コラム

BLOG

B.O.P.T JAPAN 東京でセミナーに参加してきました。

4月末に東京でB.O.P.Tと呼ばれるヨーロッパで盛んな治療コンセプトを学んできました。

イタリアやスペインでは歯科大学の授業で学ぶようなメジャーなコンセプトですがまだ日本ではあまりメジャーではなく被せ物や詰め物を作ってくれる職人さん(歯科技工士)にもまだあまり広まっていません。

主に被せ物を入れていく際に歯の形を整えていくのですが、歯の削り方をこれまでより歯茎と調和するような形に整え、歯茎の退縮がしにくい状態を維持できたり、これまでだと外科処置によって行っていたことが外科合処置をしなくても被せ物ができたりと、万能ではないですが使用するケースを選んでいくと有効かと感じました。

ここに入っている金歯にむし歯が再発しています。

被せ物を外すとほとんど患者様自身の歯が残っていませんでした。

このような状態であれば従来のコンセプトだと、抜歯、もしくは外科処置を行い骨と歯茎の形を整え被せ物を被せていく必要があります。

しかしこのコンセプトを使用して歯の形を整えていくと下記の写真のようにご自身の歯の部分が多く見えてきました。

黒っぽく変色している部分が患者様自身の歯です。

そこに仮歯を入れていき、何回か仮歯の調整を行い、最後にセラミックの歯をいれて行く予定です。

仮歯をはめた状態です。このまま、歯茎との調和を確認していきます。

この状態であれば患者様がご帰宅後も食事で困られる事はないと思います。

今後も最新の知識、技術のアップデート、頑張ります。

トップに戻る