審美治療

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先月末に東京でラミネートべニアのセミナーに参加してきました。

先月末の話になります。東京で開催されているラミネートべニアという、歯の被せ物まで行きませんが詰め物?被せ物?の間のような修復物になりますが審美治療、咬合治療に使用できる技術を向上、現在の世界の接着に対する考えを聞き自分の知識をアップデートするため東京に行ってきました。

かれこれ2年間東京に毎月通いましたが、今回で一区切りとなると通い詰めた青山の原宿デンタルオフィスに感慨深いものを感じました。

今回もこれまでと同様、東京SJCDというスタディグループのマイクロ べニア コースになります。マイクロスコープを用いて精密に歯の形を整え、精密に型取り、精密に、できたセラミックのつけづめのような修復物を歯に接着させていくためのコースです。

講師の大河雅之先生は世界の接着修復(セラミックや樹脂の詰め物は歯に接着します。)のトップランナーであり、セラミックシンポジウムというアメリカで開催されている学会でも公演されている先生で、この先生に聞けば今の世界の潮流が知れると思い参加させていただきました。

 

現在の私の診断、診療が間違っていなかったと思いなおせた部分もありましたし、新しい知識も得られ大変充実しよかったです。

歯科治療においての詰め物や被せ物の治療に入る際にその歯のどこまで削って被せ物、詰め物にしていくのか。

明確な基準はなく、先生によっても判断が分かれるところとなっています。

現在の私の診療でも一度被せ物が入ってしまっている歯の再治療、もしくは健康保険の診療以外で被せ物にする場合は非常に少なくなっており、世界的にもそのような流れになっているようです。

当然ですが一度削った歯は元通り再生はしないです。できるだけ歯は削らないに越したことはないのです。私はそのように考えております。被せ物にしてしまうということは、基本的に被せが歯茎の際の所まで覆う事になります。

銀歯はそもそも歯とくっつく材料でないため歯にある程度の高さが必要となります。ある程度高さがあって引っかかるところがないと外れてしまいます。原則4mmは必要と考えております。被せ物も人工物ですのである程度厚みが必要となるため厚みを確保するために歯を低くしておかないといけません。ですので、ある程度の歯の高さを確保するために歯茎の際まで被せ物で覆っておかないと高さが確保できなくなります。

しかし、むし歯が再発する場合どうなるでしょうか。被せ物と歯の際から細菌感染が生じむし歯が再発すると、歯茎の際から虫歯になるため歯が残らなくなってしまいます。再治療自体ができないことも多くあります。

なのでやっぱりできるだけ歯は削らない方が良いtのです。特に顕著に違いが出るのが、このような場合でないでしょうか。

下の写真のようにセラミックは歯とくっつくため歯茎の際まで歯を削る必要はなく歯の上にはっつける事ができます。

こうしておくと、たとえむし歯が再発したとしても歯茎の上で処置ができるため再治療が可能になります。

ラミネートべニアはセラミックが歯とくっつくことを最大限に活かした方法です。奥歯にも適応可能なのですが、多くは前歯の審美治療において用いられるのでないでしょうか。

0.5mm程度のセラミックのつけづめのようなものを前歯の表面に張り付けて歯の形、色を変える方法です。

前歯の形や色、並びで人の印象は大きく変わります。

ぜひお悩みの方はお気軽にご相談いただければと思います。

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