元々は親知らずを抜歯したいとのことで当院に来院されました。

30代の女性で、よくよく話をお聞きすると抜歯したい理由が『前歯がガタガタしているのがひどくなったら嫌。』ということでした。

奥歯の咬み合わせは問題なさそうであったためお口全体の検査で発見された小さなむし歯を4か所治療し、親知らずを抜歯、矯正治療を部分矯正で行いました。

奥歯まで大きく動かす必要がない場合は部分矯正でも対応できることがあります。

この方の場合も5カ月程できれいに並びました。マウスピース矯正でありがちなことですが、お口を閉じてくると前歯が先にあたり奥歯の噛みが甘くなることあります。

この方も奥歯の噛みが甘かったため保定装置と呼ばれる、矯正終了後に歯が元に戻っていかないためにつける装置で奥歯の噛みを前歯と均一にするようにしました。

患者様の希望がすべての治療を50万以内でしたいという費用の希望も叶えることができ満足して頂け良かったです。

当院ではマウスピース型矯正装置はインビザラインを使用しますが、マウスピース型矯正装置はワイヤー矯正と異なり取り外しができるため歯ブラシ、フロスによる清掃がしやすく、また食べ物が装置に挟まって停滞する事も少ないため治療中の口腔内衛生状態に優れていると考えています。

治療中に新しくむし歯が生じることは患者様にとっても、日々管理してくれる衛生士にとっても、また治療を担当させていただく私にとってもストレスな事です。

さらに優れている点としては治療中の審美面でのメリットで、口腔内に装置を入れていても一般の方は分からないと思います。

そのような多くのメリットから患者様からもマウスピース矯正による多くのお問い合わせをいただきますがワイヤー矯正の方がメリットが大きい場合もあります。

その点に関してもぜひお気軽にお問い合わせください。