矯正治療

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大阪での矯正セミナーの運営

先週末は現在勤務しております、大阪府守口市のクリニックで恩師である中村竜三先生主催の矯正のセミナーの手伝いをさせていただきました。

現在の矯正治療には不可欠な存在となっているインプラントアンカー TADsの有効な使い方をお伝えする機会となっています。

これまでの矯正の多くは動かしたい歯を歯から引っ張って歯を動かしていくことが多かったですが、そうすると本来動かしたくない歯も動いてしまう事が多くありました。単純な物理です。作用、反作用の法則というものがありますので、力がかかってしまいます。

実際に患者様にも説明させていただきますが、『ご自身で壁をえいっと押すことを想像して見て下さい。ご自身の体は壁に押されるような力を受けますよね。それと一緒です。』と、説明させていただいております。

そこで効率的に歯に力をかけられるのがインプラントアンカーになります。

直径1.6mm程の小さいインプラントを使用し、インプラントから歯を引っ張ったり、押したりすることで動かしたい歯だけに力をかけることができます。

このような道具の存在は広く知られているのですが、案外これを実際どこに?どの角度に?と具体的に教えてくれる機会はあまりない気がします。

1日かけてとことんここにフォーカスして座学、実習と学んでいただくのですが、運営する私たちも皆さんとCTを見て考え頂いた質問に答えると非常に考えが整理され勉強になります。

とても良い機会になりました、良い縁にも恵まれました。参加して頂いた先生方、中村先生、南舘先生、ありがとうございました。

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