審美治療

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翌日に銀歯→セラミックに!

現在様々な分野でデジタル技術の革新が非常に目立ちます。

歯科医療分野でもデジタルデンティストリーという言葉を様々なところで目にします。

私も現在の診療でもデジタル技術を使用しない日はありません。保険外診療の被せ物を作製するにあたりほとんどが口腔内のスキャンを行います。

患者様も楽だと思いますし、医院のスタッフの負担も軽減できます。これまで型取りした粘土の材料に石膏を流し込み、固まった石膏を技工士に渡して被せ物、詰め物を作製してもらっていました。

多くは型取りの粘土に石膏を流す作業は医院スタッフの仕事になることが多いです。そして、その煩雑な作業を経て作製される詰め物、被せ物の多くはぴったり歯に合わないことが多いです。型取りの粘土の材料も、石膏も変形するため実際の患者様のお口の中と不一致が大きくなるからです。

口腔内スキャンを使用するとそのような作業が無くなり、そのままスキャンデータを技工士に送ることができます。

スタッフの仕事も楽になりますし、また感染する機会を減らすことにもなり非常に合理的です。さらに、従来の方法と比較し口腔内との不一致が少なくなります。

 

また、製法上、セラミックは種類によっては銀歯を作るより早くできるため今回写真を掲載させていただく方は型取りした翌日にセラミックをつけることができました。

翌日には金属がセラミックになるため患者様にとっても非常にメリットがあると思います。

実際に今回の患者様も仕事で普段海外におられ、帰国中に少しでも金属をセラミックに変えたいとのことでした。伺うと日本での滞在は1週間とのことでしたが無事セラミックを装着して日本を出発して頂くことができました。

実際に『週末の予定までに白い歯にしたい!』など急なご要望もあるかも知れませんが、スケジュール次第ではご希望に添える可能性もありますのでそのような治療期間に関してもご希望を言っていただければと思います。

今回は手前の2本の詰め物をセラミックに変えることを希望されました。

金属の下にはむし歯がありました。

セラミックを装着する際はラバーダムを装着します。

セラミックを装着しました。歯とのつなぎ目がほとんど分かりません

次回帰国後に奥歯もセラミックにやり替える予定です。

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