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マイクロペリオ|審美的な歯肉の手術のセミナーに参加しました。
週末に東京で開催されていたmicro perio セミナーに参加してきました。
世界的に活躍されている鈴木真名先生に受講生が4名、手伝いに来てくれているのがまた世界で活躍されている大河原先生という非常に贅沢で充実したセミナーでした。
歯科関係者にはわかっていただけるでしょうか。2日間マイクロスコープを見続けてきました。
今回は歯茎の審美的、機能的なトラブルのリカバリーを目的に受講しました。
抜歯後には歯肉、元々あった骨が必ず吸収して治癒します。そのため抜歯後は基本的に歯肉がくぼんだ形になってしまいます。くぼんだ歯肉に食べ物が残ったり、見た目が気になってしまったりした場合、歯肉の移植を行うことで歯肉を元に戻せます。ridge augmentationと呼ばれます。
また、歯肉退縮による審美障害や知覚過敏に対し根面被覆という処置もあります。
これも移植による処置ですが歯肉退縮は置いておくと進行すると言われております。
少しでも健康な見た目、機能を保つために非常に有効な処置です。そこにマイクロスコープを使用する事でより傷口がきれいに治り、傷も小さく、術後の痛みや腫れも軽減できます。
画像はマイクロスコープの視野ですので糸が見えていますが実際は髪の毛よりも細い程度の糸で縫合しております。