根管治療

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神経を取る治療、根管治療に迷われている方へ

これまでに根管治療を受けられた方は多いかと思います。神経の治療や、根の治療、神経を取るなどとも表現されるかと思います。

その治療は何%の成功率で何年くらいもつでしょうか。

仮にその歯に対して初めての根管治療であれば成功率は96%と言われています。

しかし、東京医科歯科大学で行われた研究では成功率は50%以下では?とも言われています。

経験上レントゲン撮影をするとそれ以上の確率で根管治療の再発を見る気がします。なぜ、治っていないか?

日本の医療制度上、健康保険の診療は使用する器具、材料に制約があります。わかりやすいのは銀歯でしょうか。

先進国では歯科で健康保険の制度がある国が少ないため金属はほとんど使われないと聞きます。アジアの国では例えばカンボジアでもセラミックを使用する事がほとんどだそうです。

根管治療に限って言うとラバーダムと呼ばれる唾液の感染から歯を守るゴムのシートの使用、マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡で中を見ながら掃除する、また、掃除した後に根の中に詰める材料も殺菌性のある良い材料で密閉する。

このようなコンセプトが守られていないことが多く感じます。

また、根管治療は同じ歯に対して何度も行える治療ではありません。繰り返せば繰り返すほどに中から歯を削りながら治療するため歯が薄くなり、歯が割れてしまうことに近づきます。

多くて3回までではないかと思います。それ以上になると根管治療では歯を薄くするデメリットが上回る可能性があるため外科的に根の先の感染を除去してしまう歯根端切除術の適応となることもあります。当院でもマイクロスコープを使用した歯根端切除術を行っております。

当院ではラバーダムは必ず使用して根管治療を行っております。保険診療内の根管治療、保険外診療での根管治療のメリット、デメリットを説明させていただきますので、その上で選択して頂ければと思います。

また、保険外診療で根管治療を行う場合はマイクロスコープ、根管充填にはMTAセメントを使用し治療にあたります。

南カリフォルニア大学で根管治療の専門医過程を終了した福岡の米国歯内療法専門医 松浦先生の下で研鑽を積んでまいりました。

根管治療に対するご相談もお気軽にしていただければと思います。

ラバーダムとマイクロスコープの使用

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